【ロンドン16日時事】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は16日、両足義足の陸上男子選手、オスカー・ピストリウス(21)=南アフリカ=が北京五輪に出場できないとする国際陸連(IAAF)の決定を無効とする裁定を下した。IAAFもCASの裁定結果を受け入れると発表した。時事通信
IAAFはピストリウスが使用するカーボン繊維製の義足が、健常者に比べ不公正な推進力を与えるなどとして、五輪を含めた健常者のレースへの参加を不可とした。しかし、決定を不服としたピストリウスが仲裁を申し立て、CASは義足の効果を証明する十分な根拠が不足していると結論付けた。
ただし、CASは今後IAAFが義足の優位性を実証する可能性は排除しなかった。IAAFは「CASの決定を受け入れ、オスカーがこの夏にどこで走っても歓迎する」とのディアック会長の声明を出した。
ピストリウスは男子400メートルで北京五輪出場を目指しているが、参加標準記録を突破する必要がある。リレーメンバー入りは記録をクリアしなくても可能。
ピストリウスは生後11カ月で両ひざから下を切断。「ブレードランナー」の異名を持ち、アテネ・パラリンピック200メートルで金メダルを獲得したほか、一般の大会にも出場したことがある。 (了)
うれしいニュースです。
私の以前の記事の望みが叶いました。
私としての個人的な意見は、過去の記事「陸上「ブレード」ランナー論争 難しい問題だな…」「国際陸上競技連盟 ピストリウスの五輪出場を認めず 残念な判断だと思う」に記載しているので割愛しますが、IAAF(国際陸上競技連盟)の決定をCAS(スポーツ仲裁裁判所)が無効と裁定しIAAF(国際陸上競技連盟)が、その裁定を「受け入れる」とのこと。
少なくとも、急なルールの解釈で「理不尽」な事態は避けられたようです。
確かに、オスカー・ピストリウス選手の「義足(ブレード)」は、一般人よりも効率的だといわれています。
ある実験では約25%エネルギー効率が良いとの研究発表もあったかと記憶しています。
これは、ほぼ究極の無酸素運動である400m走では決定的な差となります。
しかし、本人が出場の意志を明確にし、それに向けてトレーニングを開始している時点で、この問題は「不問」にされるべきだったと思います。
つまり、決定が遅かった。
記事によれば、今年の夏の北京オリンピック以降の陸上競技に関しては、参加の可否はまだわかりません。
でも、それは参加を拒否されても仕方がないことではあるかなと思います。
世界の中には速く走ることがお金になり、そのためには自ら人体改造を行う国々が多くあると思いますから…
今回のオリンピックでは、いろいろな問題が噴出していますが、オスカー・ピストリウス選手には、記録よりも「参加したという記憶」が大事だと思います。
本当の意味での「参加することに意義がある」というオリンピックの精神を示して欲しいと思います。
あとは… がんばれとは私は言いたくない性格なのですが、是非とも「自己記録更新」を目指して欲しいと思います。
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